フォートギャラリー(2004年 1月)
「工学部旧館水彩画」の掲載にあたって 井上 克彦(大林組)
石田 徹 画伯 (昭和17年5月作)
私の実家の居間に生まれる前から飾ってある水彩画がある。実家の場所は変わったが子供頃から何となく見ていた絵ではある。先日母が亡くなった折、ボケーっとその絵を眺め、絵の由来を父(北大電気)に訊くと、小学生時代の友人「石田徹君」に描いて貰ったとのことであった。
額の裏に「北大工學部早春昭和17年5月作」「石田徹」と在った。絵の右下には皇紀で2602とある。そこでインターネットで「石田徹」なる人物を調べるとあったあった。札幌の芸術の森美術館という施設が在るそうで、そこに当人の「札幌駅前通り」1947年(水彩)が展示されていた。次回札幌を訪れたとき見てみようと思う。今回、とりあえずスキャンし「ていね星」に掲載することにした。尚、美術館に問合せた結果、本人は1992年逝去、ご遺族行方も不明とのこと掲載の許可はとれていませんが、むしろご遺族の方が分かれば幸いです。
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